期待と不安が入り混じった入園式を終えたら、いよいよ幼稚園に通う日々が始まります。
入園したばかりの時期は、登園する時、通園バスに乗る時、ママと別れる時などに泣いてしまう子も多いもの。特に、まだ3歳という小さな年少さんの場合は、泣いて泣いてどうしようもない、ということもあります。
そんな時、ママはどんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか?ここでは、登園を嫌がって泣いてしまう子を安心させる声がけの例を4つあげてみましょう。
「ママと離れても大丈夫」そう思える声がけを!
生まれてからたった3~4年しかたっていない子供が、初めてママと離れて集団生活をするのですから、最初は不安で泣くのが当たり前。そんな時は、叱ったり励ましたりせず、まずは子供を安心させてあげましょう。
1.「お弁当を食べたら、必ずママがお迎えに来るからね」
ママと離れることで、子供の心の中には「このままママと会えなくなったらどうしよう」という不安が芽生えます。そのため、こうした約束をしてあげると、見通しができて安心してくれることがあります。
また、先生からも「ママとお約束したから大丈夫だよ」と声がけをして、子供の不安を軽減することもできます。
2.「おうちに帰ったら、ママと一緒に遊ぼうね」
ママと離れることで不安を感じる子には、「頑張って行っておいで」と送り出す声がけよりも、「安心して帰っておいで」と迎え入れる声がけの方が効果的。
家でママが待っていること、家に帰ればママに会えることを教えてあげ、具体的に楽しみになるようなことを示してあげましょう。
3.「幼稚園で〇〇をするんだって! 楽しそうだな~、ママも行きたいな」
登園する日に幼稚園で何をするのか聞いておき、それをひたすら羨ましがりましょう。そして、
「ママも幼稚園に行きたいんだけど、大人だからダメなんだって。だから〇〇くんが行って、どんな感じだったか後でママにこっそり教えてくれる?」
なんて、スパイの役目をお願いするようなことを言ってみましょう。特に男の子には、こうした「特別な任務」を頼むのは効果的。そして、帰ってきて幼稚園のことを報告してくれたら、たくさん褒めてあげましょう。
4.「パパは会社へ行くのがお仕事、ママはお家のことをするのがお仕事、〇〇くんは幼稚園に行くのがお仕事だよ」
子供は、自分だけの役割があるとそれを張り切ってこなそうとします。
ここで、パパやママといった大人と同じように、自分にも「お仕事」があるんだとわかると、幼稚園に行きたいという気持ちがアップするかもしれません。
初めてママと離れて過ごすのは、どんな子供でも不安なもの。そんな子供の心を安心させるためには、送り出すママが笑顔でこうした声がけをしてあげることが大切ですね。