幼稚園の遠足のおやつが園児を苦しめるものに?エスカレートする保護者達

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どんなにならないつもりでいても、知らず知らずにやっているかもしれない「非常識」。

普段意識していないあんなことやこんなことが、ひょっとしたら「困った保護者」の小さな芽が出ているかもしれません。

今回は楽しいはずの遠足で起きた、暴走するママたちのエピソードをお届けします。

とどまるところを知らないエスカレートな保護者たち

遠足と言えば園生活での一大イベントですね!子供たちもみんな楽しみにしている遠足。お弁当を持っておやつ(食べきれる程度)を持って、お友達と一緒にお出掛けするのは本当に楽しい!

でもこの遠足が親たちの苦行の場になっているとしたら・・・?

ちょっと話は逸れますが、最近の遠足はおやつをいくらまでと決めないところも多いんです。どうしてかというと、いくらまでと決めると必ずしょ~もない質問が来るから。

たとえば

  • 「大袋の個包装はいくらと数えたらいいのか。」
  • 「フルーツのチョコがけやドライフルーツはお弁当として数えていいのか。」

・・・それこそバナナはおやつに入るかという程度のくだらない質問が、園にジャンジャン入るんです。

正解はいうまでもなく「各家庭で常識の範囲で判断する。」です。でもね、今はこれが全然出来ません。常識の範囲なんて通用しないから食べきれる程度と設定するほうが楽なんです。

さて、おやつは食べきれる程度に設定したら問題がないかというと、これがまた新たな問題が発生します。

その名も「おやつ交換会合戦」。

もうね、合戦としか言いようのない状況が起こります。まず朝、集合場所で保護者の荷物が多いのにびっくり。リュックのほか手提げやら紙袋やら一体どこに夜逃げするのかっていう荷物。

子供の手をつなぐどころの騒ぎじゃありません。私は年少の遠足で度肝を抜かれました。もちろん我が家は「息子の分+もらった時のお返し用のお菓子を少し」しか持っていません。荷物は親子でリュック1つずつ。

戦場と化す遠足バスの中

遠足の行きのバスの中、悪夢は始まりました。

後ろから前から大袋に入ったお菓子がジャンジャン回ってきます。お菓子の袋には持ち主の名前、一人何個まで取っていいかのメモまで貼ってあります。

もうね、誰からもらって誰にあげたなんてレベルじゃございません。子供たちももう訳がわからない(笑)。子供と景色を眺めておしゃべりするヒマなんてありません。それはもうバスの中はガサガサバリバリガサガサワーワー・・・・大変な騒ぎなんです。

笑えるのは後ろの席で立ち上がった一人のママが、「すみませ~ん!!きのこの山二つ取っちゃった人います~~?」と叫んでいること。そのあたりでもうあまりのバカバカしさに笑いが止まらなくなる私。

楽しい遠足で仕事をさせられる園児たち

さらに現地のお弁当の時間ではお菓子の大袋を何個も抱え、あっちこっちに配り歩く子供たち。

どうやら司令塔は保護者。レジャーシートに座ったまま「次は〇〇ちゃんとこ!」と指示を出しています。これであの夜逃げのような荷物に合点が行きます。あれ、ぜ~~んぶお菓子が入っていたんですね~~!

当然ですが、我が家はいちいち返すお菓子なんかありゃしませんのでもらいっぱなし。息子ももうお菓子は要らないというので、もらったお菓子を適当に横流し。お菓子が行ったり来たりしてるだけ。もらい損のくたびれもうけ状態。給料日の諭吉かっ!ってくらい目の前をお菓子が一瞬通り過ぎるだけです。

一部保護者の暴走を止められない

さて、翌年の遠足間近になり、お菓子合戦が負担だという保護者の声は少なからずありました。

お菓子合戦についていけない保護者はもちろん、自ら大量のお菓子を用意している保護者も大半が「もらうからやめられない」のです。

これを一般の一保護者が「そういうのはもうやめにしましょうよ。」と言えるでしょうか?無理です、よっぽど肝が据わっているか、急進的な改革派で向かうところ敵なし!くらいのボスでない限り、フツーの日本人はまあ、言えません。

園の先生方も困り果てて、結局お菓子交換は極力やめにしましょうとプリントを出すことに。

遠足のお菓子交換なんて仲良しの子供がお弁当の後にする、些細な楽しみだと思うのです。それも保護者の暴走のせいで禁止せざるを得なくなった・・・。こんなことが園生活でどれほど多いことか。

今の園事情は保護者が絡んで結局園児が割を食う出来事がとっても多く、先生曰く「5年前より確実に」そういう事例が増えているそうです。

自覚のない保護者が園児を縛り付ける

案の定、その「お菓子交換控えましょう」プリントは大不評。

何軒も園のほうにクレームが。大半の保護者はほっとしたはずですが、大体良心的な保護者はわざわざ「今回の措置で助かりました。」という喜びの声は聞かせてくれないので、クレームばかりが舞い込むことになります。

次の年から子供たちは交換するお菓子を持っていけなくなりました。園にクレームをつけて、「お菓子交換ができない」ことのみに意識が集中し、「なぜそうなったのか」に考えが及ばない保護者たち。ここでも「広い視野で物事を見られない大人」のおかげで子供達が迷惑をこうむる事態になったのです。

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