一生残るトラウマに…小さな子供に習い事をさせる時に気をつけたいポイント

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ピアノにバレエ、水泳、サッカーなど、今はさまざまな習い事に通う子供も増えていますね。

本人が楽しく通っている姿を見ると、親としてもできる限りサポートしてあげたいと思うものです。

しかし、習い事やその先生と子供との相性によっては、子供の心に傷やトラウマを残すことにもなりかねません。ここでは、子供に習い事をさせる時に、どんなことを気をつければいいのかを考えてみましょう。

スイミングスクールでプールを嫌がるように…

私の友達は、3歳ころから子供をスイミングスクールに通わせていました。

そのスクールでは、レベルに応じて30ほどの級が設定されていて、定期的に進級試験を受けて合格すれば、だんだんと級が上がっていくという方式が取られていました。友達の子供は、最初こそ楽しく通っていたものの、級が進むに連れて難しくなる進級試験になかなか合格することができなくなりました。

試験に合格できないと、出席カードにはバツ印が書かれます。

一緒に始めたお友達はどんどん進級していくのに、自分だけ試験に合格できず、そのバツ印が増えていくとともに、その子はどんどんやる気をなくしてしまい、結局スイミングスクールをやめてしまいました。

ところが、スイミングスクールをやめてからも、嫌な思い出が残っていたせいか、幼稚園のプールに入ることも嫌がるようになってしまったとのこと。子供のやる気や自信をなくし、かえってプール嫌いにさせてしまったと、友達は後悔していました。

もちろん、そのスイミングスクールが悪いというわけではありません。

スイミングが上達し、どんどん進級して楽しく通っている子供もたくさんいるでしょう。たまたま、そのスクールの方針と、友達の子供との相性がよくなかったのだと思います。しかし、もし進級試験などのないスイミングスクールに通っていたら、友達の子供は幼稚園のプールを嫌がるほどの思いをすることはなかったのかもしれません。

子供に合った習い事を見極めるために

子供の習い事には、さまざまな体験をして子供自身の世界を広げる、成功体験を積み重ねて自信をつけるという意味もあります。

しかし、一歩間違えると、子供の心に傷をつけてしまうことにもなりかねません。習い事をさせたことで、子供が嫌な思いをしないように、次のようなことに気をつけてみましょう。

1.習い事を始める前に必ず見学をする

習い事に通う時は、体験や見学を必ずしてみましょう。

その教室の雰囲気や先生の指導方針などを見て、子供に合うかどうか、子供が楽しく通えそうかどうかを見極めます。

2.小さな目標を設定する

子供にとって、小さな成功体験を積み重ねるのはとても大切なことです。

習い事をしていく上で「○級になるまで頑張る」「発表会まで毎日練習する」など、小刻みに目標を設定し、それを達成したら大いに褒めてあげましょう。それが子供のやる気につながります。

3.嫌がる時は理由を聞き出してみる

子供が習い事を嫌がると、ママは叱咤激励して何とか行かせようとするかもしれません。

せっかく始めた習い事だから続けて欲しい、忍耐力がつかなくなる、やめグセがついてしまう…ママはいろいろなことを心配するでしょうが、習い事をしている子供がどう思っているかをしっかり把握することが大切です。

習い事に行くのを嫌がっているなら、まず理由を聞いてみましょう。上手くできないことが嫌、一緒に習っているお友達や先生とトラブルがあった、もっと遊ぶ時間がほしい、習い事の時間に見たいテレビがある、など、些細な理由でも、子供にとっては一大事なのかもしれません。

4.子供がストレスに感じている時は無理強いしない

子供が習い事をストレスに感じているような時は、無理に続けさせてもよい影響は期待できません。

習い事は、子供の好きなことや興味があることを伸ばしていくものであり、親の期待を背負わせて無理にさせるものではありません。楽しくなければ続けることはできませんから、子供があまりにも習い事を嫌がる時は思い切って辞めたり、教室を変えたりするのもひとつの方法です。

また、今はストレスになっていても、子供自身が成長すると再び興味が出てきたり、体力や運動能力がアップして、できなかったことがスムーズにできるようになったりすることもあります。
一旦やめても、また次の機会があると考えて、ママは長い目で見守るようにしましょう。

5.やめる時は子供を責めない

習い事をやめることになった時は、子供も自信を失ったり、挫折感を感じたりしているものです。

そして、何より「ママを悲しませてしまった」という自責の念も、小さな子供ながらに持っているもの。せっかくここまでやったのに…という思いがあるでしょうが、ママは子供を責めたりせず「今までたくさん頑張ったね」と褒めてあげましょう。

私自身も子供の頃にスイミングスクールに通っていましたが、やはり進級試験や厳しい練習が嫌で、やめてしまったことがあります。

スイミングスクールに行く時間になるととっさに隠れたり、お腹が痛いと嘘をついたりして、何とか行かなくて済む方法を子供ながらに考えていたものです。そのせいか、プールやスイミングスクールには、今だによい印象が持てず、自分の子供にも習わせようという気持ちになることができません。そうなる前にやめていたら、また違っていたのかもしれませんが…

せっかくの習い事を嫌な思い出やトラウマにしないためにも、習い事の選び方や、子供が嫌がった時の対応には十分に注意してくださいね。

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