プレ幼稚園に入る時、人見知りの激しい子供の場合はママも心配ですよね。
プレでプレでお友達や先生と遊んでいるうちに、人見知りしなくなってくれれば…と、淡い期待を抱くこともあるかもしれません。
人見知りの強い子供は、プレ幼稚園に通うことによって、人見知りを克服することができるのでしょうか?
プレ幼稚園に入っても子供の性格はそれほど変わらない
人見知りが強いというのは、持って生まれた性格です。
同じ環境で育ったきょうだいでも、片方は人見知りが激しいのに、もう片方の子は誰にでもニコニコ接する、ということも多いように、それぞれの個性でもあります。
ですから、プレ幼稚園に通い始めたからといって、そんなに簡単に変わるものではありません。プレ幼稚園に入れば人見知りを克服できるかも、という考えは持たない方がいいでしょう。
ただ、最初は人見知りでママにベッタリだったり、固まって動かなかったりした子でも、幼稚園やお友達、先生に慣れることによって、徐々に楽しく遊べるようになります。
性格を変えることはできなくても、プレ幼稚園でいろいろな体験をすることによって、子供自身が成長し、人見知りな性格なりに、お友達や先生との上手に関わり方を学んでいきますから、ママは過度な期待をせずに、ゆっくり見守ることが大切です。
成長とともに人見知りが始まることも
反対に、プレ幼稚園に通うようになってから人見知りが始まった、というケースもあります。
しかし、プレ幼稚園に初めて行った時は、私の後ろに隠れてモジモジして、なかなか遊ぼうとしませんでした。
その後も、プレに行くたびに、最初の10分ほどは私にひっついて離れなかったり、グズグズ泣いたりすることが続きました。そんな様子は初めてだったので私も驚いてしまい、どうして急に人見知りが始まったのだろうと悩みました。
人見知りは成長の証
しかし、3歳というのは精神的な成長の節目に当たり、ママとベッタリの世界から、幼稚園やお友達、先生といった他人がいる外の世界へと、関心が移っていく時期です。外の世界というものは、ママと自分だけの世界とは違うと認識しているからこそ、そこへ向かう時に不安や緊張を感じやすいのです。
我が子もそうだったように、ちょうどプレ幼稚園に通う始める時に、こうした人見知りがあらわれることがありますが、これは子供の心がきちんと成長している証拠でもありますから、心配することはありません。ママは子供の成長を見守るとともに、ママが率先してほかの親子に話しかけて一緒に遊ぶなど、子供の不安や緊張を取り除き、その場に慣れるようにちょっとだけ手助けをしてあげましょう。
プレ幼稚園に通ったからといって、子供の人見知りが克服できるというわけではありませんが、プレを通してさまざまなお友達や先生と関わり、子供自身の経験を増やすことで、人見知りな子供も上手に遊べるようになってきます。
ママは不安や期待を大きくせずに、おおらかな気持ちでプレに参加させるようにしましょう。