幼稚園入園を考え始める時に迷う大きなポイントといったら、2年保育にするか、3年保育にするかということですよね。
子供の生まれ月や性格によって、入園にベストなタイミングは違ってくるものです。
そこで今回は、2年保育と3年保育のメリット、デメリットをまとめてみましょう。
2年保育のメリット・デメリット
2年保育は、子供が5歳になる年に入園させて、年中、年長の2年間を幼稚園で過ごします。
メリット
- ある程度成長してからの入園なので、幼稚園に慣れるのが早い
- 子供と過ごす時間を長く取れる
- 経済的な負担が少ない
デメリット
- ママの精神的・肉体的負担が大きい
- 子供が退屈しやすい
2年保育では、子供とのんびり過ごす時間をゆっくり取れるというメリットがある一方で、それがママの負担になってしまうことも考えられます。特に、周りのお友達が3年保育で入園してしまうと、遊び相手がいなくなって子供が寂しがるため、その分、ママが相手をしなければなりません。
ただし、子供にとっては十分過ぎるほどママと一緒に過ごすことができるため、入園してからの自立や慣れが早いという印象もあります。
経済的な負担と、「入園すればどんどん親から離れていくのだから、今のうちに一緒に過ごす時間を多く取りたい」という気持ちが理由でしたが、入園前の1年間は、子供とベッタリであちこちに連れ出さなければならなかったため、確かに負担は大きく感じました。
それでも、子供の中では幼稚園への期待が高まり、入園をとても楽しみにできたことで、入園後はそれほど嫌がることなくすんなりと通うことができました。
3年保育のメリット・デメリット
3年保育は、子供が4歳になる年に入園させて、年少から年長までの3年間を幼稚園で過ごします。
メリット
- 子供から手が離れるのが早く、ママにゆとりができる
- 早くから集団生活を経験するので子供に成長が見られる
- ママ友ができやすい
デメリット
- 経済的な負担が大きい
- 子供が幼稚園に慣れるまで時間がかかる
年少さんから入園する子供は、幼稚園に慣れるまでに時間がかかることが多く、その間はママも大変な思いをすることになります。しかし、早くから集団生活を経験する分、成長が驚くほど早く感じられることも。
また、ママ友関係においては、3年保育の方が関係が作りやすいかもしれません。
2年保育の子と3年保育の子には差ができる?
2年保育を選んだママが心配するのが、3年保育で既に1年幼稚園生活を経験している子供たちと差ができるのではないか、ということですよね。しかし、こうした心配はほとんどありません。
確かに、集団生活が初めての子供と、1年経験を積んだ子供とでは違いがありますが、それでも、子供の成長というのは目覚ましいもので、最初は戸惑いがちな2年保育の子もすぐに慣れて、幼稚園を楽しむようになります。
それに、年少から進級した子供たちは、2年保育で入園してきたお友達をサポートして、いろいろ教えてくれることもあります。そんな微笑ましいやりとりの中で、子供たちはみんなそれぞれに成長していくのです。
2年保育、3年保育どちらがいいかというのは、子供の性格やママの考え方に合わせて決めるものです。
地域によっても、2年が主流だったり3年が主流だったりするものですし、そうなると幼稚園の募集定員も違ってきます。2年保育の募集が極端に多かったり少なかったりする地域もあるようですので、住んでいる地域の事情も調べてみましょう。