PTA役員ってなんとなく面倒な仕事を全部押し付けられるイメージ・・・。具体的には一体どんな仕事をするのか、どのくらい大変なのか、大まかにまとめてみました。
一年を通しての役員のお仕事をざっと見てみましょう。
園行事のお手伝い
まず挙げられるのは園行事のお手伝いですよね、ひとまず入園予定の園にはどんな行事があるのかチェックしておきましょう。当然ながら行事の多い園であればそれだけ役員のお仕事も増えます。
代表的なところだけ挙げても、
- 運動会
- 発表会
- 卒園式典
- 遠足
- お泊り保育
少なくてもこの位の行事はあります。そして園によっては、いも掘りがあったり、クリスマス会があったり、園外保育、宗教的な行事が加わったり・・・というところでしょうか。いうまでもなく 行事の多さ=役員の大変さ ということになります。
このような園行事はあくまでも園が行う行事なので、役員はお手伝いというスタンスになりますが、教職員の数が十分な園か、人数ギリギリで運営している園かによって役員のお手伝い度はちがってきます。園行事に伴う役員会も行事ごとに1~2回あると思っておきましょう。
園行事ではどんな仕事をするの?
役員の仕事は行事によって多岐にわたります。小学生以上の役員と違って園の役員が大変なのは、まだ子供達が身の回りのことが出来ないということに尽きます。たとえば発表会のお手伝いを例にとって見ても、舞台転換、舞台裏整列、音楽、退場を促す、保護者席の警備、駐車場の誘導などなど、たくさんの仕事があります。
さらに年少さんならオムツが外れていないお子さんもいますし、少し大きくなっても一人でトイレに行くことが難しいことがあります。運動会など一日かかる行事では、トイレに連れて行って観覧席にに連れて戻る仕事があったりします。主に教職員のサポート役という仕事が多いでしょう。
PTA行事
そのほかにPTAが主催の行事があります。これは幼稚園か保育園かでも行事の数は違ってきますし(保育園のほうがPTA行事は少なめ)、園によっても大分違ってきます。通常はPTA総会、卒園謝恩会などの仕切り(教職員へのプレゼントや花束の用意も含む)など。
多いところでは更にバザー、講習会や勉強会の開催、地域ボランティア活動。おまけに園によって次年度の役員選定までもが加わることもあります。(役員選定・・・。実はこれが一番厄介な仕事です。)
これらはPTAが主体となって行う行事ですから、役員会も当然回数を重ねて綿密な話し合いが必要になります。クラス役員の中でそれぞれ担当行事を決め、担当する行事以外はお手伝い程度でよく、役員会の参加も少なめ・・、という園もあります。ただし、この場合でも担当の行事の時は本腰を入れてどっぷり参加することがなかば「義務付け」されます。
PTA行事ではどんなお仕事をするの?
たとえばバザーであれば、企画の段階の役員会で日程、開催場所、商品集めの方法などを決め、
- バザーの告知プリント作成
- 商品集め期間告知プリント作成
- 商品集め
- 保管(場合によっては保管場所の確保)
- 値段付け
- 前日や当時の商品陳列
- 会場飾りつけ
- 当日会場内売り子
- 駐車場の案内
- 誘導などなど・・・。
これら全てをPTA役員の力でバザーを開催するということになります。
当然、準備段階から含め、園の「あずかり保育」を利用する機会も増えますし、お弁当持参の行事であってもお弁当が作れずコンビニで間に合わせた・・・。なんてことが無きにしもあらず。
行事当日は子供を完全にパパにお願いするしかないような状況も発生することがあります。更に重要な点は、その年の会長さんのカラーや方針により、役員の負担は大きく変わってくるということを付け加えておきます。
園外のPTA活動
それに加え、役員は市や県のPTA研修会などの参加もお願いされます。
研修会などは各園から○名は必ず参加してくださいと園に通達が来ます。一般の保護者にも案内の通知や参加を促すような告知もされますが、一般保護者の参加はほとんど見受けられないでしょう。
そこで役員が人数合わせに借り出されることになります。こういった研修会が念に1~3回程度はあるでしょう。でももちろん、クラス委員全員か必ず参加!とは限らず、中でも都合のつく人が順番に参加して負担を軽減するのが一般的です。
本部役員とクラス役員
ここまで、主にクラス役員の役割でお話してきましたが、本部役員となるとまた違ってきます。本部役員は主に行事の企画段階から関わることが多いのです。
もちろん毎年同じような行事をしているわけですから、前年の資料を見てある程度決められます。でもやっぱりクラスの役員さんとは違った大変さもありますし、集まる回数もクラス役員さんの倍はあると思って間違いないです。
研修会なども本部役員はよっぽどの事情がないと休むことは出来ません。他市に研修会に行く、いわゆる「出張」も年に(会長以外の場合)1~3回程度あります。このときも研修会の開催地が遠ければ遠いほど帰りは遅くなり、子供は「あずかり保育」、もしくは家族に協力してもらう形になります。
何が何でも強制参加・・・でもない!?
色々見てきましたが、これだけの行事があって役員会があるとなると確かにしり込みしちゃいますよね。でも、これこそ一番園や会長のカラーが現れるところですが、何が何でも必ず強制参加!!という園ばかりでもないのです。
今の時代、例え幼稚園であっても働くママはたくさんいます。仕事を持っているから役員は出来ない・・・。この理由はもう通用しないことがほとんどです。だからこそ、それぞれが融通しあって、どうしても参加が出来ない事情があれば理解してくれるところがほとんどです。
理由もなしにサボれば当然嫌われます。そういうところは徹底しています。出来ることは進んで引き受ける、その姿勢があれば大抵は1年間やりとおせるのではないでしょうか。