仲良し同士で役員やりたいんだけど?新年度早々幼稚園で起きたトラブル

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子供がいるいい大人でも頭の中は学生気分のまま。新年度早々軽くトラブルがおきました。

4月のことです。その日は新年度になって初めての保護者会。各クラスの役員を決めるという大切な日でした。私はすでに本部での副会長に決定していたため、クラスの役員を決めるための進行役になっていました。

クラスの役員は私含め3名。後の2名を選出しなければなりません。実はこの仕事が一番気の重い仕事でした。役員決めにあたって、すでにこんな出来事があったからです。

仲良し同士がいい!

役員決めから遡ること10日ほど前、私は同じクラスになった保護者Aさんから打診されていたのです。

「クラス役員なんだけど、仲良しのBさんとやろうと思っているんだけど。」

私は即座に思いました。面倒なことになったな・・・、と。

というのも、役員決めには色んな方法がありますが、その年はまず立候補を募り、誰もいなければくじ引きでと考えていたからです。Aさん、Bさんの二人だけが立候補者なら全く問題ないのですが、仮に他にもいた場合はじゃんけんやくじ引きをしてもらわなくてはならず、仲良しコンビで役員が出来るとは限らないからです。

理想論なのかもしれませんが、私としては仲良しコンビに限らず、やりたいと思う人にやってもらいたいという思いがありました。仮に各クラスの仲良しコンビ同士でクラス役員が形成された場合、行事のときもクラス間の伝達がうまく行かなかったり、ひどいときは派閥が出来たりすることも。

知らない人同士でも一緒に仕事をしていくうちに打ち解けてきたり、どんな人とも協力し合っていく姿勢は子供達にとっても大切なこと。そういう姿勢は子供にも必ず伝わるものという思いもありました。

要は「子供じゃないんだからつるまなくってもいいじゃん。」ってことです。

大人になりきれていない保護者達

私はAさんに言いました。

「やってくださるならとてもありがたいです。もしかしたら当日他にも立候補者がいるかもしれないので、一応立候補も募らせてくださいね。」

するとAさん、「じゃあ、他にいた場合はじゃんけんとかになるんですか?」と聞くので、

「そうですね~。勝った二人になりますね。」というとなにやら困った顔に・・・。

するとAさん、「でもそれじゃあ、最悪Bさん以外の人と役員をすることもありますよね?」

・・・・ホラきた。これだよこれ、こういうのが面倒なのよ!!と私の心の中で警戒警報が鳴り出します。
 
もちろんそんな気持にはさっと仮面をかぶせて

「まあ~、あるかもしれないですね~。でも皆さん大人ですからどなたと役員をやってもきっと楽しいですよ♪」

と笑顔で流して立ち去ろうとしましたが、再度呼び止められ

「私達、年長での役員はちょっと出来ないのでもう決まったことにするか、ぴのこさん(筆者)から推薦という形にしてもらえない?」というのです。

(やっぱりきたよこの展開、この大人気ない主張。他の人だって今年やりたいのは同じじゃん・・・。)

年長時の役員より、年中時の役員は卒園が絡まないので楽なのです。もちろんAさんのいうように推薦という形にしてしまえば楽です。私が役員決めの席上でA.Bさんを推薦すれば、その場で強いて反対する人は恐らくいないのではないでしょうか。

でもやっぱりそれじゃ公平さに欠けます。チャンスは皆にあるはず。

わたしは「悪いけどそりゃ無理ですわ・・・、あくまでも立候補で決めると本部内でも統一してるから。」とお断りしました。

冗談じゃない、そんな都合よく物事は運ばないのですよ。そんなこんなで役員決めの当日・・・・。

意外な展開

その役員決めの日、私はこう思っていたのです。あくまでも最初は立候補を募る。誰もいなければA.Bさんに、「以前にやりたいというお話をうかがいましたがどうですか?」と聞けばいいや。

そこで役員決めの早々に皆さんにお伺いしました。

「どなたか立候補はいらっしゃいませんか?」・・・・すると予想外にもA.Bさんではなく、Cさん、Dさんという二人の方が挙手。

あとで二人が挨拶を交わす様子からわかったことですが、その二人は特に友人同士というわけでもなく、個別に手を上げたのでした。

A.Bさんたちはなにやら回りの保護者の方達とアイコンタクトでお話をしています。

「ま、手を挙げないならいっか。」と思ったので、一応他の立候補を募った後、「それではCさんとDさんにお願いしてもよろしいでしょうか。」と保護者の皆さんに聞きました。

わたしは拍手をするAさん、Bさんを見てすっかり安心していたのです。やっぱりやらないことにしたんだな、と。しかし、その後・・・。

納得していなかったAさん

役員も無事決まり、新しい年度がスタートして数日後。クラスの役員になったCさんから連絡が・・・。会って話したいと言われ待ち合わせ場所に行ってみると、なにやら思いつめた表情のCさん。訳を聞くと、どうやら元々役員をやりたいといっていたAさんにチクリと言われてしまった様子。

「役員は私達がやることに決まっていたのよ?クラスの皆も了承していたのに手を挙げるなんて!」と。

そんなことには一向に気がつかなかったCさんはいたたまれなくなり、役員を辞退したいというのです。

わたしは「辞退は必要ない。手を挙げなかったのだからそんなことを言う権利はないはず。無視でいいのでは?」と言いました。

これで私がAさんに事情を聞けば、さらに厄介な事態になることは簡単に想像できます。ここでAさんに抗議したところでCさんに救いはありません。私に泣きついたことを逆恨みされ、終いには派閥争いの様相を呈して、私まで、ぴのこさんは○○派だ!と決め付けられるのがオチ。放っておいて気にしないのが一番。次に何か面白い話題があればすぐに興味は薄れるのです。

とはいえ、今後いちゃもんをつけられてはCさんも気の毒。なので

「また何かあったら改めてAさん交え、話し合いの場を設けましょう。とてもいやな思いをさせてしまって申し訳ないけれど、いまさら蒸し返したら余計事態が悪化しそうな気がします・・・。そのことは私も今後頭に入れておきます。」

と伝え、理解していただきました。

多種多様なアニマ・・・。保護者達

新年度スタートの役員決めからこのトラブルなのです。コレは園児の話ではなく、30歳過ぎたオバハン(自分含め)の話。

自分可愛さのあまり、子供達の目にどう映るか、大人の節度ある行動とは何か、ということをすっかり忘れている保護者はたくさんいます。素直でないので園児より始末が悪いのです。

このアニマル・・・いや、個性豊かな保護者達の中から、PTA役員を選ぶのも大変です。こんなトラブルは決して大きなトラブルではありません。日常の些細なトラブルの範疇です。

これから役員決めに挑む可憐なママ達には、この体験談をしっかり念頭に置き、園PTAを上手に泳いで渡っていただきたいですね。

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